FEATURE1 ハスクバーナのアイデンティティー

ブルー、イエロー、ホワイトはハスクバーナの生まれ故郷であるスウェーデンのナショナルカラーだ。

 2013年、ハスクバーナモーターサイクルがピエラインダストリーによって買収、オフロードバイク界のトップブランドであるKTMの傘下に入ったというニュースは、世界中のファンに衝撃を与えた。

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トライアンフ モーターサイクルズジャパン 新社長インタビュー

「トライアンフという伝統のブランドを日本で広げたい」

 先頃、トライアンフ・ジャパンがトライアンフ・モーターサイクルズ・ジャパンへと名称を変更。同時に、新社長として野田一夫さんの就任が発表された。これによって、今後のトライアンフの展開に新しい風が送り込まれるのは間違いない。

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なぜ私はSUZUKIなのか Vol.3 アメリカとGSX-Rに育てられた

油冷エンジンを搭載して1985年に発売されたGSX-R750は、世界的な大ヒットモデルとなった。改良を続け’90年代からは水冷エンジンに変更。’96年には、ケビン・シュワンツのRGV-γのディメンションを踏襲するなど進化を続けた。写真のGSX-R750は2000年モデルとなる。このモデルをベースにして、GSX-R1000は誕生した。

 バイクが同じなら…。

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なぜ私はSUZUKIなのか Vol.2 スズキという魔界

GSR750は改造してくれと言わんばかりの「余地」をどう楽しむかがポイントだと思う。このマシンは、テクニカルガレージRUNのカスタムメニューで、K-FACTORYのフルエキゾーストと精密ビレットパーツで着飾っている。(大鶴義丹)

 バイク乗りだけのスラングだが、スズキのバイクでないと気持ちが燃えないバイク乗りのことを「スズ菌感染者」と言う。そしてバイク乗りの中でも特殊な一派だと、羨望と異形の混沌とした視線を受けている。

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クラスレス感が魅力の孤高の存在

 「390 DUKE(デューク)」が納車されて8ヵ月ほどたった。僕にとって人生初めてのバイクだ。待ちに待って手に入れたこのバイクを僕はかなり気に入っている。付き合い始めて分かったことだが、このDUKEの一番の強みは「軽さ」という点だ。

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二十歳はたちの僕とクラシック~ベスパ スプリント 150

 「ベスパ」という名前を聞くと、何をイメージするだろうか。映画好きの方や年配の方などは真っ先に『ローマの休日』でしょ!と口を揃えて言うかもしれない。僕自身もそのうちの一人だった。とかっこつけて言ってはみたものの、今まで『ローマの休日』を観たことは一度もない。

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レゾンデートル ある者の存在する理由

 レゾンデートルとは、フランスの哲学用語だ。
直訳すると「存在理由」や「存在意義」といった言葉になる。
しかしそれは、周囲が認める存在価値という意味ではない。自分自身が求める存在意義や、生き甲斐のことを指す。
世間から存在価値を認められようとするのか、自らの存在意義を貫いて生きるのか。
他人から見れば意味を見いだせない行動であっても、それは本人のレゾンデートルに基づいた行為なのかもしれない。

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FEATURE1 アライの生んだコロンブスの卵 ~シールドにシェードを付けるという発想

『プロシェードシステム』価格:¥6,800(税別)
問い合わせ:アライヘルメット 048(641)3825  www.arai.co.jp

  シェードを上げるとサンバイザーになり、下げればスモークシールドとして機能する。ふたつの機能を持つオプションパーツの『プロシェードシステム』がアライヘルメットから発売された。取り付けはとても簡単。フルフェイスヘルメットの既存のシールドを外して、『プロシェードシステム』に交換するだけで済んでしまう(*)。

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鈴鹿8耐黎明期のヨシムラ

  毎年10万人近い観客が訪れることから夏の祭典と呼ばれる鈴鹿8耐。数々のドラマを生み、多くのヒーローを誕生させる檜舞台といえるレースだ。今年60周年を迎えたヨシムラにとっても鈴鹿8耐は縁深い。’78年の初回大会で優勝、世界選手権に昇格した’80年も制し、「ヨシムラ」のカタカナ4文字を世界に轟かせるきっかけとなった。ヨシムラは鈴鹿8耐の黎明期をウエス・クーリーやグレーム・クロスビー、ケビン・シュワンツらと共に闘った。当時の鈴鹿8耐とヨシムラの軌跡を、F1カメラマン原富治雄の写真から振り返ってみたい。

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伊丹孝裕のPIKES PEAKパイクスピークへの挑戦 2輪部門、日本人初表彰台を目指せ!

  4301mという山頂のゴールを目指し、僕は昨年初めてパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに挑戦した。世界中のモータースポーツの中で最も高い標高に位置するチェッカー。そこでトップを獲るということは、ヒルクライムの世界の頂点に立てることを意味し、それを実現した時の爽快な気分を何度となくイメージした。

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