1台のクルマと永くつき合う

 クルマを生活の道具として考えた場合、整備や修理を繰り返して乗り続けるよりも、そのクルマと適度な時間を過ごした後、価値が下がらないうちに新型車に乗り換えて行く方が賢いように思える。しかしクルマは、家電や携帯電話ではない。機能やスタイルが新しくなったからといって、全てが自分にとって相性の良いものになっているとは限らないし、進化とは何かを失うことでもあるのだ。周りの目や、その時点での損得の数字に惑わされず、これからのクルマとの付き合い方を真剣に考えてみよう。

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岡崎五朗のクルマでいきたい vol.62 “いいクルマ”の答

 いいクルマってどんなクルマのことなのだろう? 燃費を重視する人もいるだろうし、安全性を重視する人もいるだろう。その他にもデザイン、走行性能、室内の広さ、色など、クルマの魅力を構成する要素は膨大だ。加えて、主観によって決まる数値では表せない項目の多さが、話をさらに複雑化させている。要するに、10人いればいいクルマの定義は10通りあるというわけだ。

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F1ジャーナリスト世良耕太の知られざるF1 Vol.53 リカルドの意外な躍進

 2014年シーズンはメルセデスAMGが圧倒的に強く、同チームに所属するニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトンを中心にチャンピオン争いが展開している。だが、そこに割って入るドライバーがいる。しぶとい走りが身上のフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)? それとも同じくフェラーリのキミ・ライコネン?5連覇を狙うセバスチャン・ベッテル(レッドブル)?

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二十歳はたちの僕とクラシック~ベスパ スプリント 150

 「ベスパ」という名前を聞くと、何をイメージするだろうか。映画好きの方や年配の方などは真っ先に『ローマの休日』でしょ!と口を揃えて言うかもしれない。僕自身もそのうちの一人だった。とかっこつけて言ってはみたものの、今まで『ローマの休日』を観たことは一度もない。

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サーキットを走る前に知っておきたいこと

あると便利なものが、クリアケース(持ち物をまとめて入れておく)、ブルーシート(雨のときに敷いたり、掛けたりする)、クーラーボックス(冷やしたタオルや飲み物を入れておく)、椅子(荷物も置けるし、人も座れる)などだ。

 ここ1年ほどクルマの練習のためにサーキットを走る機会が増えた。

 サーキットを走るには大まかに2つの方法があって、1つはディーラーやショップやイベント会社などが主催するサーキット走行会に参加する方法。もう1つは、サーキットの会員となってライセンスを取得し、サーキットが設けている練習走行の時間内で走る方法。

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オンナにとってクルマとは vol.48 自動車保険に望むこと

 女性のパワーでクルマ社会を元気にしようという活動、「ピンク・ホイール・プロジェクト」に参加してくれている女性ジャーナリストたちと、自動車保険を扱う損保ジャパンで立ち上がった女性プロジェクトのメンバーで、座談会を行った。

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おしゃべりなクルマたち Vol.73 国別的運転作法論

 ニュースでは今年の夏もまた、コートダジュールを訪れる観光客の数は、欧州を襲った経済危機以前に較べてマイナスと報じられていたけれど、天候不順にもかかわらず人の数は去年よりずっと多かったように私には感じられた。景気が少し、上向き始めたのだろうか。

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